ソムリエである、ナチュレ片山のワイン担当バイヤーが選ぶ、今、飲んでいただきたいオススメのワインをご紹介。
商品の特徴やエピソードなど、それぞれの魅力をお伝えいたします。
ワイン好きにはもちろん、ワイン選びに悩む方にも、知って愉しい個性豊かなワインです。
今回はナチュレ片山所属のソムリエ3人が、それぞれ1本ずつご紹介いたします。
それぞれの感性で選んだワインをどうぞお楽しみください。
1+1=3（ウ・メス・ウ・ファン・トレス） ウル・デ・イェブレ・シラー オーガニック 2018
＜POINT＞
カヴァの聖地で最高品質のぶどうを栽培してきたピニョル家と最高のメルローをうみ出すエステーベ家の両家が2000年に設立したトップワイナリーで造られた赤ワイン。スペインにおける栽培と醸造のトップレベルの両家がうみ出した「1+1=3」のワインです。
＜WINE＞
ウル・デ・イェブレとはカタルーニャ語でテンプラニーリョのことです。1974年に植樹されたV.V.を85%用いています。（47年前!!）又、2004年に植樹されたシラーが15%ブレンドされています。
スペインでこの価格では珍しく、すべて手摘みで収穫し、ぶどうを選別して造られています。
除梗100%、コールド・マセレーション。
ステンレスタンクで発酵後300ℓのフレンチオークで4ヶ月熟成され、「1+1=3」の完成度の赤ワインがうまれました！
＜TASTE＞
上品で飲みやすく、たっぷりとしたフルーツの旨味があります。重すぎないので赤ワインが苦手な方にもオススメです。
まろやかな味わいは和食と相性が良く、煮物はもちろん、特に焼き鳥や魚の照り焼きのような香ばしく焼いてしょうゆベースの甘いたれの味付けによく合います。
生産地：スペイン／ペネデス 品種：ウル・デ・イェブレ(テンプラニーリョ)、シラー 容量：750㎖
エシュ・エ・バニエ コトー・デクサン・プロヴァンス ロゼ 2019
＜POINT＞
南フランスで幅広いアぺラシオンを手掛ける、注目のネゴシアン。
他の生産量とは異なるユニークなワインを取り揃えることをモットーにしています。
＜WINE＞
地中海性気候により環境を大切にしたサステイナブルな農法を、とることができビオの認証を受けています。
グルナッシュとサンソ―それぞれ持つ特徴や品質をうまく融合し複雑味と豊かなアロマをもたらしている。
プロヴァンスロゼを堪能できる１本。
＜TASTE＞
桃などの白い果実と共にベルガモット、ライムの花のようなハーブの香り感じられる。エッジが効いた軽快なスタイル。地中海料理はもちろん寿司や焼き鳥など和食との相性も抜群です。
春から夏にかけてキリッと冷やして！
ガラスのキャップ、オシャレな透明ボトルからのぞく淡いピンク色がテーブルを華やかにしてくれます。
生産地：フランス／プロヴァンス地方 品種：グルナッシュ、サンソー 容量：750㎖
井筒ワイン コンコード赤中口 2020
＜POINT＞
長野県塩尻市の老舗ワインメーカー、井筒ワイン。酸化防止剤などの「無添加ワイン」の製造にいち早く取り組む。今回ご紹介するワインは、毎年秋のぶどうの収穫・醸造後、いち早く瓶に詰め出荷する、その年一番の新酒です。
＜WINE＞
ぶどう品種はアメリカ原産の コンコードで、生食用の他ジュースやジャムの製造にも用いられる品種。塩尻の桔梗ヶ原で収穫される良質のコンコード を発酵させ、「フリーラン」と呼ばれるもろみ発酵後のタンク下部から自然に流れ出るワイン（ 旨味が凝縮されている）のみを贅沢に使用。
＜TASTE＞
酸化防止剤無添加のため、ぶどう本来の自然な香り、果実味を生かした親しみやすい飲み口。溌溂とした キャンディ香があり、控えめな渋み、ほどよい酸味と甘み。酸味に合わせるならトマトソースのピザやパスタと。甘みと合わせるなら照り焼きチキンや回鍋肉などの甘じょっぱいタレ系の料理がオススメ。
生産地：日本／長野 品種：コンコード 容量：720㎖
今回も3本ご紹介させていただきました。気になるワインはありましたでしょうか？
またの更新でお会いできるのを楽しみにしております。
