希少 農薬・化学肥料不使用のレンコン
希少 農薬・化学肥料不使用のレンコン

新潟県の蓮根の産地である五泉市は、その名に「泉」が付くとおり、豊富できれいな地下水に恵まれ、肥沃な大地がひろがります。この地でおそらく唯一であろう農薬・化学肥料不使用のレンコン栽培に取り組む羽賀恵子さん。羽賀さんの作るレンコンはシャキシャキで甘味が強く、このレンコンを食べると他のレンコンが食べられなくなる!と思うほど。
素揚げにしてレンコンチップにしても良し、あく抜きの後さっと湯がいてサラダにしても良し、もちろん煮物にしても良し、あればあるだけ使い途が広がる大人気の商品です。


STORY


こだわりの一品ができるまで

サスティナブルなレンコン畑へ

サスティナブルなレンコン畑へ

羽賀さんのレンコン畑には、様々な生物が棲み付き生態系を維持しています。
レンコン畑といえば腰の上まで水深が届く泥田なのですが、そこではどじょうが元気に泳ぎ回り、ザリガニもたくさん活動しています。当然、レンコンの生育にとっては天敵ともいえるアブラムシや浮草などもたくさん生息するわけですが、それでも羽賀さんはそれらを遠ざける農薬を使用しないし土壌に影響を与える化学肥料も使いません。
「今年はザリガニが多すぎて、そっちの一枚(の畑)はダメになっちゃった・・・」
自宅裏の畑を指して清々しい顔で羽賀さんは話しますが、無農薬のレンコン栽培というのはそれだけ困難を極めるということです。だからトライする生産者は全国的にも数が少なく、レンコンの一大産地で知られるここ五泉市にも羽賀さんだけです。

羽賀さんも以前は慣行栽培でレンコンを育てていました。無農薬、無化学肥料に転換して今年で6年目になります。
「農地の未来を考えたときに、農薬や化学肥料の使用が当たり前になって、それらがどんどん土壌に蓄積されていくことが怖くなったのです。本当にこれで良いのか、と」
 千葉県に無農薬でレンコンを栽培する生産者がいると聞きつけ師事。師匠から教わった「竹片を畑にまく」手法を導入し、土壌の改良に着手した結果、冒頭のようにありとあらゆる生物が圃場に帰ってきて”そこにあるべき“生態系を取り戻しました。

「6年目にもなると、ようやく畑自体の力が強くなってきました。今年からは竹片も撒いていないのです」(羽賀さん)
すでに栽培期間中無農薬・無施肥となっているそうです。
 農薬も化学肥料も使わない農産物が、それは美味しくて安全安心なのはわかっています。ただその実践は、決して簡単なことではありません。

壮絶な収穫作業、泥田に咲く花に癒される

壮絶な収穫作業、泥田に咲く花に癒される

レンコンの収穫は毎年7月末~8月上旬にスタートします。
収穫する時期によって味わいにも変化があるといい、この時期に実る「新蓮」はシャキシャキとした瑞々しさが特徴。これは天ぷらにすると一番わかりやすいとか。

8月のある夕方、羽賀さんについてレンコン畑に向かいました。この時期、畑に入るのは早朝と夕方だけ。日の高い時間はさすがにキツいのですが、この日は夕方になっても暑さはゆるみませんでした。
 レンコン畑は、最も深い場所は腰の上まで浸かる泥田です。背丈のある蓮がうっそうと茂り、さながら熱帯雨林のジャングルです。胴長をお借りして初めて入りましたが、田の底に張り廻った根っこを避けながら、抵抗のある水の中を動き回るだけでどんどん体力ゲージが削られていきます。これは思った以上の重労働。
 普通のレンコン畑は、蓮の茎や葉を切り倒してから収穫されるそうです。それをすればかなり楽になるでしょう。しかし羽賀さんは茎をそのままの状態で収穫します。これはレンコンの鮮度を考えての上。水中から顔を出す葉や茎を落とせば、そこでレンコンの呼吸が止まってしまい、新鮮さが損なわれてしまいます。

 羽賀さんはポンプから水を引いて噴射させ、その水圧で底の泥を吹き飛ばしてレンコンを掘り当てています。泥の中に見え隠れするレンコンの白さはコントラストが際立ち、すでに美味しそうに見えるから不思議です。

とにかく収穫作業は格闘技さながらの壮絶さ、一回でくたくたになります。羽賀さんは女手でこれをやっているわけですから頭が下がります。

疲弊のただ中で、水の中からふと見上げると蓮が純白の花を咲かせていました。泥田に凛と立つけなげな美しさに、ひととき癒される思いです。

“甘美なるシャキシャキ”にうっとりする

“甘美なるシャキシャキ”にうっとりする

「Keiko Princess of lotus」
羽賀さんがつくる、特別なレンコンのブランドです。モノトーンの洒落たパッケージングがニクいですね。さて、無農薬無化学肥料で栽培された新鮮なレンコン、どんな味の世界を見せてくれるのでしょう。
 「この時期の新蓮は天ぷらで」という羽賀さんのアドバイス通り、まずは天ぷらから。あ、これはすぐわかります!今まで食べたことのないレンコンです。まず噛んだ時の異次元のシャキシャキ感。ぎっしりと詰まった密度ですが、すっと歯が通る柔らかさも持ち、実に瑞々しい食感を伝えてくれます。そして噛むほどにくる甘み、旨み。力を持った土に育まれたレンコンというのはこんなに甘く、そしてくっきりとした旨みの輪郭があるのです。
 レンコン本来の旨みをさらに感じたいのなら、オリーブオイルを引いたフライパンで焼き上げる「レンコンステーキ」もまたよし。塩コショウだけの軽めの味付けで十分、甘みとシャキシャキ感が味わえます。エグみ、雑味は全くありません。ステーキで楽しみたいレンコン、なんて出会ったことがありますか?
 あとは細かく刻んで、ギョウザやシウマイの具に混ぜるのも強くおすすめしたいところ。
ひとつ新たな旨みを乗せられるレンコンの底力に拍手。食感の良さも増します。
 そして薄くスライスして米油でカラっと素揚げした「れんこんチップス」。これ格別ですよ!お子様のおやつにも、大人のビールのおつまみにも最高です。
 
 既存の「レンコン観」が一変。“食べるべき野菜”がここにあります。

羽賀農園
会社名 羽賀農園
住所 新潟県五泉市木越
取り扱い商品 レンコン