ソムリエである、ナチュレ片山のワイン担当バイヤーが選ぶ、今、飲んでいただきたいオススメのワインをご紹介。
商品の特徴やエピソードなど、それぞれの魅力をお伝えいたします。
ワイン好きにはもちろん、ワイン選びに悩む方にも、知って愉しい個性豊かなワインです。
今回はナチュレ片山所属のソムリエ3人に、「爽やか系ワイン」をそれぞれ1本ずつ紹介していただきました。
それぞれの感性で選んだワインをどうぞお楽しみください。
ドメーヌ・エリザベス VdF ヴァン・ナチュレル（白） 2017
※ご好評につき完売いたしました。
＜POINT＞
フランスのシャラント県はブランデー・コニャックの生産地。主に白ぶどうのユニ・ブランを原料とし造られる。ドメーヌ・エリザベスはコニャックを造り続けて11代目。現オーナーのブリュノ・アリヴェは畑をビオ農法に転換し、エコセールを申請。これまで有機栽培のぶどうでコニャックを造り続けてきたが、そのぶどうを使って自然派ワイン造りにチャレンジ。
＜WINE＞
SO2（酸化防止剤）無添加、ノンフィルターの完全ナチュラルワイン！ 大容量1Lで、冷やしてゴクゴク飲みたい夏向けワイン。使用するぶどうは3品種のブレンド。コニャックに使用されるユニ・ブランやコロンバールと土着品種のモンティ。ユニ・ブランはアロマが穏やかなニュートラルな品種で、モンティは 滋味な苦みが特徴。
＜TASTE＞
オレンジワインやシードルを思わせる黄金色。ノンフィルターの証である澱は少しボトルを振るだけできれいに溶け込む。熟したリンゴ、洋梨のコンポートの香り。まず口に飛び込んでくるのは何よりも鮮烈な酸。続いて鉱物的なミネラルの苦味。マリアージュを考える上では、その鋭くシャープな酸に寄り添う食材がいい。最有力候補はシャラント県でも名産のシェーブルチーズ。シェーブルの酸味とワインの酸味が合わさりまろやかに変化する。マリネも安定。個人的には冷やし中華の甘酸っぱいタレにも合うのでおためしあれ。ミネラルの苦味には牡蠣のほろ苦さが調和する。地元シャラント県のワインと牡蠣は定番の組み合わせ。
生産地：フランス／コニャック 品種：ユニブラン、コロンバール、モンティ タイプ：白辛口 容量：1,000㎖
カブロル ピクプール・ド・ピネ 2019
＜POINT＞
希少な個性的品種ピクプールブラン100％使用の爽快でフレッシュな辛口白ワイン。日本では、まだ馴染みのないピクプール・ド・ピネを飲めるチャンス！
＜WINE＞
フランス・ラングドックに生息する地ブドウの畑は目の前が地中海に面しているため海からくる南風、潮風の影響で塩味を感じミネラル感あふれるワインが生まれます。
ブドウとテロワールの特性をいかんなく発揮されたピクプール・ド・ピネです。
＜TASTE＞
爽やかなグレープフルーツや白い花の香り。
キリッとした酸味、ミネラリーかつ旨味を感じる苦味の余韻が心地よい。
まさに魚介類が食べたくなる味わいです。生ガキやお刺身との相性が抜群！
海のフレーバーを呼ぶ夏にピッタリなワインです。
生産地：フランス／ラングドック 品種：ピクプールブラン100% タイプ：白辛口 容量：750㎖
ドメーヌ・ド・パジョ ガスコーニュ キャトル・セパージュ（白） 2019
＜POINT＞
フランス南西部ガスコーニュ地方の代表的な4品種のブドウを使ってつくられた白ワインです。
この地方では数少ないオーガニック認証取得のオーガニックワインです。
＜WINE＞
ワイン名「キャトル・セパージュ」とはフランス語で「4つの品種」という意味。
代表的な品種コンバール、ユニブラン、グロマンサン、ソーヴィニヨンの4品種を使っています。口に含んだ後にひろがる果実味や香り、酸味、苦味など様々な要素が心地良く、「キャトル・セパージュ」の可能性を実感できる味わいです。
＜TASTE＞
この季節にぴったりな爽やかな白ワインです。洋梨や白桃、ハーブ香が感じられます。
特にフレッシュな酸味が食欲をそそり、程良い苦味が料理や食材をつないでくれます。サラダやお刺身、ちょっとしたメイン料理まで幅広く合わせて楽しめます。日常ワインのひとつにオススメです。
生産地：フランス／ガスコーニュ地方 品種：コンバール、ユニブラン、グロマンサン、ソーヴィニヨン タイプ：白辛口 容量：750㎖
今回は冷やしてキリッ！と美味しい爽やか系を3本ご紹介させていただきました。
晴れた日差しの下で飲むのか、梅雨のジメジメを吹き飛ばすために飲むのか、様々なシチュエーションとのマリアージュもお楽しみください。
それでは、またの更新でお会いできるのを楽しみにしております。
